歴史館

アイリス ア・ラ・カルト

4.ジャーマンアイリスと呼ばれる理由
ジャーマンアイリスは、欧米では”ベアデッドアイリス”と呼ばれています。ジャーマンアイリスを花用の植物として最初にアイリスを記述したのは、チューリップを初めとした外国産植物の研究に尽力したことでも有名なフランスの植物学者『カルロス・クルシュース』でした。<1576年>
その後、1753年にスウェーデンの植物学者『リナウス(1707〜1778年)』が、植物の分類について研究しており、その中で2千種類のアイリスを分類しています。その際リナウスは、ドイツから送られてきたアイリスに「イリス・ゲルコニカ」として記述しました。このことから、その後ベアデッドアイリスは「イリス・ゲルコニカ=ジャーマンアイリス」の名を付けられて存在することになりました。
1913年、イギリスのウイリアム・ダイクス(1877〜1925年)が大著『ザ・ジャーマンアイリス』を発表し、アヤメ属の分類の基礎を作るまで「イリス・ゲルコニカ」の名前が一般的に使用されていました。日本には19世紀に入ってきたため、ジャーマンアイリスの名前が使われています。

参考引用資料
 『THE IRIS the rainbow flower』 by Ben R. Hager
 『講談社 園芸大百科事典 第五巻 夏の花T』
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